複数のスマホの動画を 1本のフィルムにまとめる方法。
8つのやり方と、それぞれの手順、そしてそのどれもがつまずくたった1つのポイント。私たちが作ったものも含めて。
iPhoneで無料。2 GBから始められます。お試し期間もカードの登録もありません。
まず、誰も教えてくれないこと
このテーマのガイドのほとんどは、間違った問いに答えています。どのアプリで、どのボタンで、どんな書き出し設定で動画ファイルを結合するか、そこばかり説明するのです。その部分は、もう何年も前から本当に簡単です。今あなたの手の中にあるスマホにも、無料でそれをやってくれるアプリが入っていて、手順はこのページの下のほうにあります。
うまくいかないのは、そもそも全員のクリップを1か所に集めるところです。
撮影はもう終わっています。集められていないだけです。
2人だけなら、下の方法1まで読み飛ばしてかまいません。グループでの旅行やパーティー、結婚式、あるシーズンの記録なら、集めることそのものが問題のすべてです。編集機能ではなく、どれだけちゃんと集まるかで方法を選んでください。本当の悩みが「約束したのに誰も送ってこない」ことなら、それは人の問題で、専用のガイドがあります。
ひとことで言うと、どれ
- 同じ部屋にiPhoneが2、3台:1台にAirDropでぜんぶ集めて、iMovieでつなぐ。
- Appleでそろった家族で、数日にわたって:共有のiCloudアルバム。あとでクリップを取り出して編集。
- iPhoneとAndroidが混ざっている:共有のGoogleフォトアルバムか、Google DriveかDropboxのフォルダ。
- 1人が大きなひとまとまりを、一度だけ送る:WeTransferなどの大容量ファイルのリンク。
- ひとつの行事を撮るグループで、最後にフォルダではなくフィルムが欲しい:最初から全員が同じテープに撮る。
8つのやり方を比較する
| 方法 | 全員のクリップが集まるか | 映像の画質 | 複数OSに対応 | 1本のフィルムになるか |
|---|---|---|---|---|
| 1. AirDropで1台のスマホに集めてiMovie | 2、3人、同じ部屋にいる場合だけ | 劣化なし | iPhoneのみ | 自分で編集すれば |
| 2. 共有のiCloudアルバム | とてもよく集まる | アップロード時に720p近くまで圧縮 | Appleアカウントのみ | いいえ、アルバムどまり |
| 3. 共有のGoogleフォトアルバム | とてもよく集まる | 「元の画質」の設定なら劣化なし | 対応 | せいぜい短いハイライト |
| 4. 共有のGoogle Drive、DropboxかOneDriveのフォルダ | リマインドすれば、よく集まる | 劣化なし | 対応 | いいえ、フォルダどまり |
| 5. WeTransferなどの大容量ファイルのリンク | 一度に1人の送り手だけ | 劣化なし | 対応 | いいえ、ダウンロードどまり |
| 6. 単にメッセージで送ってもらう(Messages、WhatsApp) | 集まりが悪い | 大きく圧縮される | 対応 | ならない |
| 7. 編集者を雇う | 集めるのは結局自分の仕事 | 劣化なし | 対応 | なる |
| 8. 最初から全員が同じ場所に撮る | 撮るそばから、標準で集まる | 1080pに再エンコード | 撮影にはiPhoneが必要 | なる |
1. AirDropで1台のスマホに集めてiMovie
王道のやり方です。全員が編集する人にクリップをAirDropで送り、その人がiMovieかCapCutで組み立てます。無料で、画質も劣化せず、2、3人なら本当にちょうどいい答えです。一晩あれば終わります。
やり方:それぞれのスマホで「写真」を開き、「選択」をタップしてクリップをすべて選び、共有ボタンからAirDropの下にある編集する人の名前をタップします。両方のスマホでWi-FiとBluetoothをオンにして、数メートル以内にいる必要があります。クリップは編集する人の「写真」に、元のサイズのまま届きます。そのあとは、下のつなぐ手順へ。
つまずくところ:人数が増えると、決まった形で崩れます。AirDropには、全員が同じ場所に同じ時間に集まり、クリップが転送されるあいだ立ち止まっている必要があるからです。そのときその場にいなかった人は、あとからメッセージで送ることになり、そのやり取りが許す画質になってしまいます。実際に集まるものは不完全なまま、しかも2種類の形式が混ざって届きます。
2. 共有のiCloudアルバム
集める部分では、本当によくできています。無料の選択肢の中では一番です。誰もが、どこにいてもそれぞれ追加でき、投稿は何日かかけてぽつぽつ集まり、誰も1つの部屋に集まる必要がありません。全員の映像をとにかく1か所にまとめたいだけなら、これで十分です。
やり方:「写真」で「アルバム」を開き、+をタップして「新規共有アルバム」を選び、名前をつけて、Apple IDのメールアドレスか電話番号で招待します。相手が招待を受けると、自分のライブラリからクリップを追加できます。あとで編集するときは、編集するスマホでクリップをふつうのアルバムに保存し直します。
つまずくところ:注意点が2つあります。Appleは共有アルバムの動画をアップロード時に720p前後まで圧縮するので、きちんと編集したい場合やテレビで見たい場合に関わってきます。それに、できあがるのはアルバムであってフィルムではありません。結局は誰かがクリップを取り出して、つなぎ合わせる必要があります。そのトレードが自分たちのグループに見合うかどうかは、それ自体がひとつの判断です。
3. 共有のGoogleフォトアルバム
混ざったグループ向けの、同じ考え方です。GoogleフォトにはiPhoneにもAndroidにもアプリがあり、共有アルバムは両方から集められます。全員のアカウントが「元の画質」でアップロードする設定なら、動画は劣化せずに届きます。
やり方:Googleフォトで「共有」を開き、「共有アルバムを作成」をタップして名前をつけ、連絡先かリンクで招待します。全員が自分のスマホからクリップを追加します。Googleフォトは選んだクリップから、音楽つきで独自にカットした短いムービーも作れるので、2分のハイライトを1分で手に入れるには悪くない方法です。
つまずくところ:自動のムービーはハイライトであって、その日そのものではありません。長さも、どの瞬間を残すかも、自分では決められません。行事まるごとにするなら、結局クリップをダウンロードして自分でつなぐことになります。アルバムに追加するにはGoogleアカウントが必要で、年配の家族では全員が持っているとは限りませんし、無料の容量は動画ですぐいっぱいになります。
4. 共有のGoogle Drive、DropboxかOneDriveのフォルダ
ファイルが大きく、グループが混ざっているときに、いちばん確実な方法です。何も再エンコードされず、誰もがすでにアプリを持っていて、1人がフォルダをまるごと一度にダウンロードできます。
やり方:フォルダを作り、リンクを知っている人なら誰でもファイルを追加できるように共有して、グループにリンクを送ります。Dropboxなら「ファイルリクエスト」が、誰もアカウントを持っていなくても同じ役目を果たします。相手はリンクを開いて動画を選ぶだけで、ファイルはあなたのフォルダに届きます。元のファイルは大きいので、Wi-Fiでアップロードするよう頼んでおきましょう。
つまずくところ:手間と催促です。アップロードに時間がかかるので、みんな後回しにしがちで、結局は催促して回ることになります。しかも、共有アルバムと同じ壁にぶつかります。できあがるのはフォルダであって、フィルムではありません。
5. WeTransferなどの大容量ファイルのリンク
1人が大きなひとまとまりを一度だけ送るときに、ちょうどいい道具です。たとえば、式の一部始終を撮った親戚から。ファイルは撮ったそのままで届き、受け取る側はダウンロードにアカウントが要りません。
やり方:サイトかアプリを開いて動画を追加し、相手のメールアドレスを入れるかリンクを選んで、送ります。無料枠では1回の転送サイズに上限があり、リンクは数日で期限が切れるので、早めにダウンロードしてください。
つまずくところ:一方通行で、送り手は1人です。8人から1週間かけて受け取るなら、8回の別々の転送があり、それぞれに期限があって、受信箱には整理すべき8つのダウンロードが届きます。映像を運ぶのは得意ですが、集めてはくれません。
6. 単にメッセージで送ってもらう(Messages、WhatsApp)
誰もがついやってしまいますが、残しておきたいものにとっては最悪の選択です。メッセージアプリはサイズ制限に収めるため動画を大きく再エンコードします。特にWhatsAppがひどく、SMSやMMSはさらにひどくなります。撮った直後はくっきりしていたクリップも、届くころにはぼやけて動きがブロックノイズだらけになり、あとから直すこともできません。
誰かに何かを見せるだけなら十分です。でも、何かを作るために映像を集めているなら、それ以外の方法で受け取りましょう。
7. 編集者を雇う
あっさり除外されがちですが、これは本物の答えの1つです。結婚式や人生の節目には、それを仕事にしている人のほうが、自分で作るより良いものを作ってくれます。
ただし、その人にできないことにも気づいてください。あなたの代わりに映像を集めることはできません。上の方法のどれかで全員の映像を集めて渡すのは、結局あなた自身の仕事のままで、しかもそこがいちばん大変な部分でした。
8. 最初から全員が同じ場所に撮る
これ以外の7つの方法はすべて、同じ前提に立っています。映像はそれぞれ個別のカメラロールに撮られ、あとから集められる、という前提です。この前提を受け入れると、どの方法も結局は同じ問題に労力を使うことになります。あとからクリップを追いかけることに。
もう一つの選択肢は、その問題自体を作らないことです。起きているその瞬間に、全員が同じ共有の入れ物へ撮っていけば、あとで集めるものは何もありません。これがVideoBroのしていることであり、私たちが別の編集アプリではなくこれを作った理由です。しくみは、下の帯にあります。
そしてつなぐ:編集の手順
クリップが1台のスマホにそろえば、つなぐのは本当に簡単な部分です。3つのやり方、どれも無料です。
iPhoneなら:iMovie
iMovieを開き、「新規プロジェクトを開始」から「ムービー」をタップします。クリップを選び(日付順に並んでいるので、撮った順を保つのは簡単です)、「ムービーを作成」をタップすると、もう端から端までつながっています。クリップをドラッグして動かし、タップして黄色いハンドルをドラッグすればトリミングでき、「完了」をタップしたら、共有ボタンから「ビデオを保存」で1本のファイルとして「写真」に書き出します。CapCutも同じ要領で、欲しければ字幕や音楽も足せます。
Androidなら:GoogleフォトかCapCut
Googleフォトで+をタップし、「ムービー」から「新しいムービー」を選んでクリップを選ぶと、クリップごとの簡単なトリミングつきで1本につないでくれます。順番や長さを自分で決めたいなら、CapCutか、スマホメーカーの動画編集アプリ(たとえばSamsungの「ビデオエディター」)がiMovieと同じ役目を果たします。
パソコンなら
MacならiMovie、WindowsならClipchamp(標準搭載)、もっと先まで行きたければDaVinci Resolveの無料版。クリップを順番にタイムラインへ置いて書き出すだけです。ブラウザで使える結合サービスでもできますが、全員の映像をよそのサーバーにアップロードすることになるので、身内の映像に使う前に一度考えたほうがいいでしょう。
どのアプリを使っても、つまずきやすいことが2つあります。まず、向きの混在。横向きのクリップのあいだに縦向きのクリップが入ると、両脇が黒い帯になった細長い映像として再生されるので、行事のあとではなく前に、全員に横向きで撮るよう頼んでおきましょう。それから、設定の混在。4Kのクリップと1080pのクリップ、あるいは30fpsと60fpsは問題なく再生されますが、書き出しの設定は編集アプリがどちらかひとつに決めるので、仕上がりがすべての元の映像と一致しなくても驚かないでください。
共有のテープなら、ここが違います。
テープを作るには無料アカウントが必要ですが、参加するだけなら要りません。招待リンクは7日間有効で、テープには作成者を含めて8人まで入れます。アカウントなしのゲストでも、撮影する、クリップを追加する、できあがったフィルムを見ることができます。自分の無料アカウントがあれば、ほかの人を招待したり、現像したり、共有したりもできます。
VideoBroには専用のカメラがありません。ARMをタップしたら、あとはiPhoneの「カメラ」アプリで撮るだけです。ARMがオンのあいだに撮った横向きの動画は、バックグラウンドでテープにひとりでに入り、そのままアップロードされて、ほかの全員のスマホにも現れます。だからグループは、午後がまだ続いているうちにテープが埋まっていくのを見られます。すでにスマホに映像がある場合も、クリップを追加を使えば、テープを始める前からあった横向きの動画を取り込めます。
テープが仕上がったら、参加しているメンバーの誰かがアカウントで現像をタップします。そのときテープにいた全員に、できあがったフィルムがそれぞれのテープキャビネットに届きます。そこから先は、アプリもアカウントもなくどんなブラウザでも開ける、限定公開のリンク1本で共有できます。
正直なところ、何にでも向いているわけではありません。グループの半分がAndroidなら、Googleフォトのアルバムかクラウドフォルダを使ってください。相手が1人だけなら、AirDropとiMovieで十分ですし無料です。
- 送る手間がありません。追いかける必要も、「AirDropで送って」も、編集役を買って出る人も要りません。
- 行き着く先はフィルムです。フォルダどまりではありません。それが上の「集めるだけ」の方法すべての弱点でした。
- 自分を含めて8人まで、テープ1本あたり2時間まで。どのプランでも同じです。
- 撮影はiPhone、視聴はどんなブラウザでも。できあがったフィルムはどんな端末でも開けます。
- 2 GB無料。テープの容量は、参加者ではなく作成者の棚から差し引かれます。
クリップは、実際どんな順番で並ぶのですか
これが、すべてを成立させている仕組みです。クリップは実際に撮影された時刻で並び、アップロードが終わった順ではありません。3台のスマホが同じ午後に撮っても、誰も手で並べ替えなくても、実際に起きた順の1本のタイムラインになります。翌朝までオフラインだったスマホの映像も、ちゃんと正しい瞬間の位置に収まります。
並べ替えの機能をわざと用意していないのもこのためです。すでに撮ってあった映像を取り込むときも同じで、実際に撮影された時刻の位置にそのまま入るので、古いクリップも新しいクリップも、末尾に付け足されるのではなく1本のタイムラインとして並びます。しくみの全体はみんなで1本のテープのしくみをご覧ください。
よくある質問
違うスマホで撮った動画をまとめる、いちばん簡単な方法は
2、3人なら、AirDropでクリップを1台のスマホに集めて、無料のiMovieかCapCutで編集すれば一晩で終わります。もっと大きなグループでは、詰まるのは編集ではなく集めるところなので、あとから追いかけるより、撮りながら全員の映像が自動で集まる方法のほうが楽です。
iPhoneとAndroidの動画をまとめるには、どうすればいいですか
両方にアプリがあるものを使いましょう。家族なら共有のGoogleフォトアルバムがいちばん簡単で、大きなファイルにはGoogle Drive、DropboxかOneDriveのフォルダがいちばん確実です。動画は劣化せずアップロードされ、1人がフォルダをダウンロードして編集すればすみます。MessagesやWhatsApp経由で集めるのは避けましょう。動画が途中で大きく圧縮されてしまいます。
Googleフォトで、違うスマホの動画を1本にまとめられますか
ある程度までは。共有アルバムはiPhoneとAndroidをまたいで全員のクリップを集められますし、Googleフォトは選んだクリップから、音楽つきで独自にカットした短いムービーを作れます。ただしそれは1日まるごとではなくハイライトで、長さも順番も自分では決められません。その日のフィルムにしたいなら、クリップをダウンロードして編集アプリでつなぎましょう。
メッセージで送られてきた動画は、なぜ画質が落ちているのですか
メッセージアプリは、サイズの上限に収めるために動画を再エンコードします。WhatsAppやSMS・MMSがいちばん厳しく、iPhone同士のiMessageは多少ましですが、モバイル回線ごしだとやはり圧縮されます。編集のために映像を集めているなら、チャットではなくAirDropや共有アルバム、クラウドフォルダ、大容量ファイルのリンクで受け取りましょう。
WeTransferやクラウドフォルダで、動画の画質は落ちますか
落ちません。ファイルをそのままの形で運ぶので、チャットの代わりに使う理由はまさにそこにあります。映像を変えるのは、動画が通るアプリのほうです。メッセージアプリは再エンコードし、共有のiCloudアルバムは取り込み時に解像度を制限し、テープは現像のときにすべてを1080pに再エンコードします。
別の編集アプリを入れずに、動画をつなげることはできますか
iPhoneなら、Appleの無料アプリiMovieを使えば数タップでクリップをつなげられます。「写真」だけでは、別々の動画を1つのファイルにまとめることはできません。Androidなら、Googleフォトで選んだクリップから短いムービーを作れます。ブラウザで使える結合サービスもありますが、全員の映像を見知らぬ相手のサーバーにアップロードすることになるので、身内の映像に使う前に一度考えたほうがいいでしょう。
1本の共有テープには、何人分の映像を入れられますか
どのプランでも、作成者を含めて8人までです。招待した人は、アカウントがあってもなくてもリンクから参加できます。アカウントがなければゲストとして、撮影する、クリップを追加する、できあがったフィルムを見ることができます。無料アカウントがあれば、さらにほかの人を招待したり、現像したり、共有したりもできます。1本のテープに入る映像は、最大2時間までです。