VideoBro / ガイド

口実がなくても、テープに値するもの。

行事にはたいてい日付がついています。でも、人生を実際に形づくるもののほとんどには日付がなく、誰も招待状を送ってくれません。

こちらで1ページずつ紹介している行事には、どれも日付がついています。試合、旅行、結婚式、誕生日。誰かがそれを計画し、誰かが撮ることを覚えています。日付がついていないのは、あるアパートで過ごす最後の1年、もうすぐなくなる今の顔ぶれの友だちグループ、庭に初めて夏が来た瞬間。そのどれにも始まりを示すものはなく、だからカメラを向けようという合図もありません。

まだ続いているうちの「最後の1年」

ある年が、終わる前から明らかに「最後の年」だとわかることがあります。実家を手放す前の年。子どもが学校に上がり、1週間のリズムがすっかり変わってしまう前の、最後のまるまる1つの夏。ある家族の店が、30年続けてきたその街角で迎える最後の1年。どれもカレンダーには乗りません。指させる1日がなく、ただ何か月もかけてゆっくり終わっていくだけだからです。

見分け方は単純です。あとになって「あの年はまるごと」と過去形で語っている自分がもう想像できるなら、今すぐ始めましょう。引っ越し業者が来る前に大がかりな撮影を1回、ではありません。毎朝まだそこに立っているうちのキッチン。ふつうの火曜日、閉店時間のレジ。家族全員が誰かが家を出る前に、同じテーブルを最後に囲むあの瞬間。

テープに必要なのは名前だけで、理由はいりません。

誰もパーティーを開いてくれない始まり

迎えに行くその瞬間は撮られます。誰もがそのためにスマホを構えます。撮られないのは3週目、子犬がかわいいというより手がかかる存在になり、家のほうがまだその子に慣れていない時期です。空っぽの部屋、家具が届く前、箱にまだガムテープが貼られたままの様子は、1か月後の完成した部屋のために飛ばされがちです。庭の最初の週末は、土とホースがあるだけで、まだ何も緑になっていません。新しい仕事の5週目、それがもうイベントではなく日常になった頃は、玄関での初日よりも、その仕事の実際の姿に近いものです。

こうした始まりは、定義からして地味です。それこそが誰も撮らない理由であり、まさに撮る価値がある理由でもあります。

ゆっくりとしたもの

祖父母とのふつうのビデオ通話。何か特別なことが起きているからではなく、その特有の笑い声をあとで聞きたくなるだろうと、もう感じているから撮る。まだ同じ街に住んでいる友だちグループを、何でもない木曜日に撮る。最初のひとりがどこかへ引っ越して、毎週の集まりが毎週ではなくなる前に。今この瞬間に理由づけするのがいちばん難しいのは、まだ何も問題が起きておらず、何も起きていないからです。

誤解のないように言えば、これは誰かの衰えをコンテンツとして撮ることではありません。むしろ逆です。その人がまだそのままのその人でいるうちに、これといって何もない1日を撮っておくこと。そのなんでもなさこそが、あとになって意味を持つからです。

名前さえあれば、テープになる

ここまでの話には、どれも行事も計画も観客もいりません。だからこそVideoBroにぴったりです。テープを始めるのに口実は必要なく、名前さえあればいい。名前をつけること自体が、唯一必要な儀式です。「お父さんの火曜日」「売る前のあのアパート」「ブルーノ、1か月目」。新しいテープをタップして、それを入力すれば、もう存在しています。

そこから先は、あなたがその出来事を生きているあいだにARMが集める役目を引き受けます。iPhoneのふつうの「カメラ」アプリをそこに向けるだけで、ARMがオンのあいだに撮った横向きのクリップはすべて、そのテープに自動で収まります。テープはいくつも同時に進められるので、子犬用のテープとアパート最後の1年のテープが競合することもありません。テープは最大2時間分の映像、自分を含めて最大8人まで持てるので、長い章なら2本か3本になることもあります。その章が本当に終わったら、テープに参加していてアカウントを持つ誰かが現像をタップすれば、起きた順番のクリップがそのまま1本のフィルムになって戻ってきます。1日の中で実際に何を撮ればいいかは何を撮ればいいかのページにあります。このページの主題は、何も予定されていないときに、何が1本のテープに値するかです。ひとりの子どもの1年全体を軸にした同じ考え方は専用のページにまとめてあります。

テープが勝手にはならないもの

何年にもわたるナレーション付きの回顧録、法事や50周年で流されるような映像は、れっきとした編集作業です。台本、選んだ音楽、テロップ、複数の出典から集めた映像を、厳密な時系列とは違う順番で構成し直す作業が必要になります。VideoBroはそのどれもしません。編集はトリミングと削除だけで、ドラッグでの並べ替えもありません。テープがしてくれるのは、映像を1か所に、起きた順番のまま集めることです。そうすれば、3人のスマホに散らばった40本のクリップからではなく、すでにまとまった素材からその作業を始められます。本当にやり残されがちなのは、そもそも映像を集める部分です。編集そのものは、いつか欲しくなったときに、テープがすでに集めてくれた映像をもとに、そのあとで編集者に頼めばいい仕事です。物語のページでも同じ主張をしています。壮大な計画ではなく、まずはふつうの火曜日から始めましょう、と。

罫線だけの何も書かれていないラベルがついた、黄色いテープの背表紙。 罫線だけの何も書かれていないラベルがついた、緑色のテープの背表紙。 罫線だけの何も書かれていないラベルがついた、ピンク色のテープの背表紙。 罫線だけの何も書かれていないラベルがついた、青色のテープの背表紙。
日付ではなく、章の名前で:「売る前のあのアパート」「ブルーノ、1か月目」。

まずは 2 GB無料から。

無料プランはお試しではなく、これがそのままの製品です。テープを作り、自分を含めて8人まで集まって撮り、トリミングして、現像して、できたフィルムをリンクで共有できます。有料プランで変わるのは容量だけです。

iPhoneで無料。お試し期間もカードの登録もありません。現像したフィルムはブラウザで誰でも見られます。 パソコンで見ていますか?iPhoneで手に入れましょう。